
応募者の一次面接をAIが担う——そんな採用が、特に応募の多い企業で広がっています。企業にとっては、応募者を絞り込むスクリーニングの負担が減る。一方で、「AIに評価される」ことへの候補者の戸惑いや、評価の公平性をどう担保するかという論点も浮かび上がってきました。
Pickup:今日の注目
① AI面接の導入企業が増加、初期選考の効率化が進む(HRpro)
応募者対応の負担軽減を狙い、AIによる動画面接やチャット面接を導入する企業が増えています。候補者・企業の双方にメリットがあるとされるのが、24時間いつでも受けられる利便性。
応募者にとっての価値:AI面接の価値は「速さ」に加えて、時間や場所を選ばずに受けられることにもあります。特に在職中に転職活動をする人にとって、夜間や週末に選考を進められる意味は大きい。
採用に関わるなら:効率化の効果が大きいほど、選考のどの段階で人が候補者と直接話すかが、候補者の納得感を左右します。選考をすべてAIに任せても、候補者にとって良い体験になるとは限らない。
出典:HRpro(2026-05-14・要約は編集部によるものです)
② AIによる評価の「公平性」をめぐる議論が活発化(ITmedia)
AIの学習データに偏りがあると、評価にもバイアスが生じうる——という指摘から、AI面接の公平性を検証する動きが広がっています。透明性の確保や、人による最終判断との組み合わせが論点になっています。
なるほどと思える点は:「AIだから公平」とは限らないということです。AIは過去のデータを学ぶため、これまでの採用に偏りがあれば、それを再現してしまう可能性があります。公平性は、評価の透明性を確保し、最終判断を人が行うといった仕組みで、企業が担保するものです。AIを使えば自動的に公平になるわけではありません。
候補者から見れば:最大の不安は、「どう評価されたのか分からない」こと。評価の基準を説明できるかどうかが、企業への信頼を左右する時代に入りつつあります。
出典:ITmedia(2026-05-11・本文は転載せず要約しています)
AI面接は、使い方次第で候補者体験を高めもすれば、不信を生みもします。一次面接のどこまでをAIに任せ、どの段階から人が判断するか。企業がそれをどう決めるかで、候補者が選考に納得できるかどうかが変わりそうです。
候補者向けにAI面接の受け方・準備のコツをまとめたAI面接の対策もあわせてどうぞ。
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